令和フィーバー考

/4 平成の課題、葬られる 東京工業大准教授・北村匡平さん

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平成後期から令和にかけて続く時代をメディアや文化的背景から分析する北村匡平准教授=東京都目黒区で2019年5月16日、塩田彩撮影
平成後期から令和にかけて続く時代をメディアや文化的背景から分析する北村匡平准教授=東京都目黒区で2019年5月16日、塩田彩撮影

 「元号は、時代を政治的、暴力的にひとくくりにする記号となる危険性をはらんでいます」。そう語るのは東京工業大学のリベラルアーツ研究教育院で映像文化論やメディア論を教える北村匡平准教授(37)だ。「令和になっても時代が変わったわけではない。むしろ、平成後期にあたる2000年代後半に『断絶』と呼べる時代の転換点があった」と指摘する。

 「新しい時代の幕開け」「ハッピーニュー令和!」。各地で「新時代」を祝う声があふれたが、北村さんは冷ややかに見ていた。「30~40年で社会は大きく変化していくのに、天皇個人の歴史に時代の節目を対応させるのは難しい」

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