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むかわ竜 新属新種の可能性 北大チーム、21日学会発表

全身復元骨格を使ってむかわ竜の特徴を説明する北海道大総合博物館の小林快次教授=北海道むかわ町穂別で18日、福島英博撮影

 北海道むかわ町で見つかった国内最大の恐竜の全身骨格化石「むかわ竜」について、北海道大総合博物館などの研究チームは18日、ハドロサウルス科の新属新種の可能性が極めて高いと発表した。学術誌に論文を投稿中で、21日から静岡大(静岡市)で開かれる学会で研究成果を発表する。

 同博物館の小林快次(よしつぐ)教授(47)を中心とした研究チームで、同町の穂別博物館や米国の博物館などで構成。同類の恐竜の骨と比較し、系統や体重などを解明した。

 記者会見した小林教授らによると、同科の恐竜は頭部にあるトサカの有無で2種類に大別され、むかわ竜はトサカがないグループと判明。背骨にある突起(神経棘=きょく)について、同類の恐竜は後ろ向きなのに対し、むかわ竜は前向きと形状が違い、前脚が細いことも分かり、研究チームは「新属新種」と判断したという。

 更に後ろ脚の骨の断面を分析した結果、年輪に相当する成長停止線が9本見つかり、9歳以上の成体だったと説明。上腕骨や大腿(だいたい)骨の太さから、体重は二足歩行の場合で4トン、四足歩行の場合で5.3トンと推定した。

 小林教授は「現在、死因や化石になるまでの経過、成長過程を追加で研究している。世界の恐竜学において、今後も意味のある情報が発信できると思う」と語った。【福島英博】

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