ユムシ、タガメ、ナマズ…救出された生物標本 追手門学院中高 大阪北部地震1年

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大阪市立自然史博物館で保存作業が進む魚などの標本=大阪市東住吉区の同博物館で2019年6月9日午後3時53分、目野創撮影
大阪市立自然史博物館で保存作業が進む魚などの標本=大阪市東住吉区の同博物館で2019年6月9日午後3時53分、目野創撮影

 昨年6月の大阪北部地震で、大阪府茨木市の追手門学院中学・高校では半世紀以上、保管してきた貴重な生物標本が被災した。廃棄も検討されたが、大阪市立自然史博物館が復旧に乗り出し、1年がかりで壊れた容器の交換、標本の点検などを実施。ほとんどが元通りに保存できる見通しだ。同校は「標本は学校の歴史の一部。多くの人の関わりで守ってもらった」と感謝する。

 標本は同校生物部(廃部)が1960~80年代を中心に収集。昆虫約8000点、魚類約140点など1万点以上ある。同博物館によると、60年代以前に大阪湾・浜寺海岸(堺市など)の砂浜で採取された細長い無脊椎(むせきつい)動物ユムシは、その後埋め立てが進んだため同湾奥部で唯一の現存標本となった。74年に茨木市内で採られた昆虫タガメも今は大阪府で絶滅危惧種。学校近くの安威(あい)川のナマズ、アユなど淡水魚…

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