メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

アジア文学への招待

邦訳で共感集める韓国作品

ジュンク堂書店池袋本店

 現在、11の出版社が合同で「韓国文学フェア」を開催している。全国100以上の書店が順次参加し、今回で2回目。近年、大手を含む出版社の韓国文学邦訳への参入の動きが広がっており、フェアはその刊行点数の増加と好調な売れ行きを示しているといえる。

 韓国文学を巡っては、昨年末に日本語訳が刊行されたチョ・ナムジュさんの『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)が、累計発行部数13万部を記録し、翻訳文学としては異例のヒットになっている。女性にとって、差別が根強く生きづらい社会を描き、日本でも大きな共感を得た。また、アイドルグループBTS(防弾少年団)のメンバーが愛読していることで話題になった、キム・スヒョンさんのエッセー集『私は私のままで生きることにした』(ワニブックス)は、2月の刊行以来、15万部を発行している。

 これらヒットも後押しし、韓国の小説やエッセーへの注目度や認知度が上がっている。韓国の翻訳文学は日本の読者にとって一般的になり、「韓流」のドラマや映画、音楽に続いて、文学の波がやってきたともいえるだろう。編集者の藤井久子さんは「翻訳者も少なかった昔に比べると、隔世の感があります。韓国の文学が日本の読者に響くようになってきました。社会との接点を常に意識している内容が日本人に訴えるのではないかと思いま…

この記事は有料記事です。

残り959文字(全文1515文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「限界だった」たった1人の介護の果て なぜ22歳の孫は祖母を手にかけたのか

  2. 伊藤健太郎容疑者、目撃者に説得され事故現場に戻る 所属事務所は「おわび」

  3. ORICON NEWS フジ『アウト×デラックス』今夜放送分は「これから収録」 伊藤健太郎容疑者の出演回差替えで緊急対応

  4. 俳優の伊藤健太郎容疑者逮捕 ひき逃げの疑い、女性重傷「離れたのは間違いない」

  5. 特集ワイド 学術会議問題◀◀井筒監督 若者よ、立ち上がれ キナ臭いよな 権力むき出しの暴力

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです