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ニッポンへの発言

キーワード 天安門事件と小説『三体』=中森明夫

 天安門事件から30年を経た。1989年は世界的な激動の年だ。ベルリンの壁の崩壊、ルーマニアのチャウシェスク政権の陥落、東欧の社会主義国家に民主化の波が押し寄せ、やがてソビエト連邦の解体、東西対立の終焉(しゅうえん)へと至る。中国の民主化要求デモの高まりも、その一翼かと思われた。しかし、軍隊が出動して、市民に銃口を向け、発砲し、武力で制圧したのである。

 あれから30年--。いまだ中国は共産党の一党支配、独裁体制を維持している。人権問題で国際社会から非難されるも、それをはね返し、他方、経済的には急速な発展を遂げ、アメリカと対抗するアジアの超大国ともなった。天安門事件の際、デモを主導した学生指導者ウーアルカイシは「我々は敗北した。西側諸国が敗北した。中国に妥協し、拡張を許したのだ」と先ごろ、ロイターニュースで語ってもいた。

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