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ブロック塀倒れ、土砂崩れも 余震の不安を胸に帰宅 新潟震度6強

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地震により屋根瓦が崩れた住宅群=山形県鶴岡市小岩川で2019年6月19日午前7時7分、本社機「希望」から手塚耕一郎撮影

 新潟県村上市で震度6強を記録した18日夜の地震から一夜明けた19日、被害の全容が明らかになってきた。各地で住宅のブロック塀が倒れ、土砂崩れも発生。山形、新潟、宮城、石川各県でけが人が出た。山形県鶴岡市では小学校にある相撲場の屋根が落ちて崩れた。地震で停止した電車の乗客らは、津波注意報を受けて高台に避難した。避難所で朝を迎えた住民らは、小雨が降る中、余震の不安を胸に自宅に戻り、散乱した食器などの後片付けに追われた。

瓦屋根がはがれ落ち…上空から取材

 震度6強を観測した新潟県村上市や震度6弱だった山形県鶴岡市などを本社機「希望」から取材した。

 村上市では、家屋の倒壊や道路の寸断などは見られず車の往来もあり、落ち着きを取り戻しているように見えた。日本海沿岸を北上すると、海に沿って走る羽越線の線路上2カ所で、7両編成の特急列車と、普通列車とみられる車両が止まっているのを確認できた。山あいでは、斜面が崩れて赤茶色の土がむき出しになっている箇所が所々にあり、崩れた土砂が道を覆っているところもあった。

 鶴岡市の小岩川沿いにある集落では、瓦屋根がはがれ落ちて木肌がむき出しになった住宅が約10戸見られた。ほかにも同市内陸部では、小学校の敷地内にある相撲場の屋根が倒れていたり、JR鶴岡駅前で液状化のため車のタイヤが泥につかったりしているのが確認できた。

 日本海に浮かぶ離島で、地震後に小さい津波を観測した粟島(新潟県粟島浦村)や、飛島(山形県酒田市)も回った。集落に人通りはほとんどなかったものの、飛島では小型船を出す漁師たちの姿もあり、目立った被害は感じなかった。【二村祐士朗】

無事確認、手を取り合い喜ぶ

 村上市府屋では、住宅の屋根瓦が落ちたり外壁の一部がはがれたりする被害があった。住民は互いの無事を確認すると、手を取って喜び合った。

 漁業、富樫好平さん(68)宅では、玄関前の花壇のブロック塀が約3メートルにわたって崩れ、土がむき出しになった。富樫さんは「1964年の新潟地震(マグニチュード7.5、最大震度5)も経験したが、その時よりも体感的に大きな揺れだった気がする」と発生当時の様子を語った。

 富樫さんは妻と2人で1階の寝室で寝ていた。つき上げるような縦揺れの後、30秒ほどの激しい横揺れを感じたという。「家が潰れるかと思うほどの揺れで、立っていることもできず身動きが取れなかった。今回ばかりはだめか、と覚悟した」と語った。

 富樫さん宅では小物や食器が割れたものの、たんすなどの大きな家具が倒れることはなかった。すぐに漁船を岸に引き上げて帰宅。高台にある自宅で一夜を過ごしたが、「また揺れるのではと思うと気が気ではなかった」と、不安からほとんど眠れなかったという。倒れた塀のブロックは大人2人がかりでやっと持ち上げられる重さ。「もし付近に人がいたらと考えるとぞっとする。造り直す時はもっと強度を上げなければ」。富樫さんは神妙な面持ちで語った。【北村秀徳】

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