新潟・山形地震

日常へ、復旧着々 学校再開

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 新潟県と山形県を中心に18日夜、最大震度6強を観測した地震で、全ての市立小中学校が休校となっていた新潟県村上市と山形県鶴岡市では20日、一部を除いて学校が再開した。「おはようございます」。2日ぶりに子どもたちの笑顔が戻ってきた。

 震度6強を観測した村上市の市立村上南小で児童を迎えた小田聡校長は「元気に通ってくれてありがたい」と安堵(あんど)。被災後すぐに児童全295人の安否を確認した。朝の学級活動で地震からの身の守り方を教える。

 5年の長男(10)を同小まで車で送った会社員、田口宏光さん(43)は「初めての強い揺れで子どもが怖がったが、被害が小さくて良かった。防災について親子で話し合いたい」。市立村上小の近くで10年以上見守りボランティアを続ける自営業、平山保男さん(73)は「子どもたちの元気な様子を見て安心した。通学中に大きな地震が来るかもしれない。少しでも力になれれば」と話した。

 震度6弱を記録した鶴岡市の市立朝暘第六小では、児童らが集団登校した。同小6年の相沢蒼さん(11)は、1年生の手を引きながら登校。「顔を見て安心した」とほほ笑んだ。1年3組では、地震が起きた際は机の下に避難することや教室内の危険な場所などを確認。担任の女性教諭が「ブロック塀が崩れると危ないので、離れた場所を歩きましょう」と話すと、児童らは「はい」と元気よく返事した。

 20日は、JR羽越線も全線で運転を再開。通学のため村上駅を利用した高校3年、野沢輝星さん(18)は「日常に戻って安心した」と笑顔で話した。

 村上市ではこの日、家屋被害の多かった府屋地区の全約400世帯を対象に、建築物の倒壊危険性を判定する「応急危険度判定」を開始。19日に出されていた「避難準備・高齢者等避難開始」も解除された。

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