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真贋を見抜く/中 「目隠し」臨床試験で正確に

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目隠しされていない試験の問題
目隠しされていない試験の問題

 最近、薬や健康食品の宣伝などでよく見かける「臨床試験」。私たちの健康を左右する貴重な科学的根拠(エビデンス)となるはずだが、疑わしいものも存在する。確かな医療を紹介するシリーズ「賢い選択--真贋(しんがん)を見抜く」の今回は、信頼できる試験の見抜き方を考える。

 ●副作用を甘く評価

 「医師にも、患者にも『目隠し』されていない臨床試験がたくさんある」。こう指摘するのは、NPO法人「臨床研究適正評価教育機構」の桑島巖理事長だ。

 「目隠しされていない」とはどういうことか。薬や健康食品に「効果がある」と証明するには、これらを使わなかった場合と比べる必要がある。その際、参加した医師や患者には本来、どの薬や健康食品を使っているか知られてはならない。試験の信頼性を落とす、いろいろなバイアス(偏り)が入り込むからだ。

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