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昭和走った「ヒーロー」が木と一体化 アジサイの名所に珍景 福岡・豊前

ビワの木と一体化する「昭和の名車」と所有者の奥本隆己さん。右がミゼット、左がキャロル360=福岡県豊前市で、津島史人撮影

 アジサイの名所として知られる福岡県豊前市の枝川内(えだがわち)地区で、鳥が運んだ種から生えたとみられるビワの木と2台の「昭和の名車」が一体化した不思議な光景が見られる。幹が運転席を貫き、枝葉が車内を埋め尽くす姿に、見ごろを迎えた地区のアジサイを見に訪れた観光客も驚いている。

ビワの木の幹が運転席を貫いているキャロル360=福岡県豊前市で、津島史人撮影

 2台の車は、高度経済成長期に活躍したオート三輪のダイハツ・ミゼットと軽乗用車のマツダ・キャロル360で、同市岩屋公民館館長の奥本隆己さん(67)が所有。趣味のクラシックカー収集で交流していた大分県中津市の愛好家が2002年に死去した後、「部品交換用に」と遺族から譲り受けた。

 自身の土地で仮保管していたが、近くに自生するビワの木から野鳥が実を取り、種を車周辺に落として今の姿になったとみられる。ビワの木は5、6本あり、大きなものは高さ3メートルにも。奥本さんは「愛好家として、こんな姿をさらすのは忍びない。だけど、多くの人から『このままが良い』と言われる」と苦笑いする。

 廃虚などを撮った多くの著書があり、全国1000カ所以上で野外の廃車を撮影してきた写真家の丸田祥三さん(54)は「高度成長期の名残をとどめる懐かしい2台の光景が幻想的で素晴らしい」と話した。【津島史人】

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