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 1910年。茨城県の日立鉱山から排出される亜硫酸ガスによる煙害で、農作物が枯れてしまう被害が拡大していた。入四間(いりしけん)村の煙害対策委員長の関根三郎(井手麻渡(あさと))と、鉱山の補償担当の加屋(渡辺大(だい))は、相反する立場を超えて打開策を見つけようと奔走する。被害が深刻化し根本的打開策が見いだせない中、2人は社主に当時世界一の大煙突の建造を迫る。

 新田次郎の同名小説が原作。国策をタテに環境など二の次で経済的補償が主だった当時、地元住民と誠実に対応し平和的解決に導いた実話に驚く。被害に憤る農民をなだめてまとめた三郎、被害者の立場を尊重し会社に解決策を求める加屋に焦点を当て、煙害撲滅を模索した姿が生々しい。エピソードを広げすぎて、整理し切れていない面はあるが、三郎の悲恋や社主の葛藤など娯楽性も加味してみせる。企業にとって自然や人との共生は不可…

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