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飲茶(ヤムチャ)とカレー。全く異なるジャンルの融合で、「本格中華」を目指す店ができた。奈良市の「ならまち飲茶バル」。2人の店主が互いの経験を生かしながら、共通の目標「医食同源」の道を求めている。【横田美晴】
店主は寺本竹次さん(62)と、中国・南京出身の胡冬梅さん(52)。明日香村でそれぞれ、カレー店と飲茶を提供する店を経営していた2人は、3年前に共通の客を通じて知り合った。互いの料理を食べてすぐ、旬の食材や多彩なスパイス・漢方にこだわり、健康を意識する姿勢に共感。従来の店を合流させる形で先月、「飲茶バル」をオープンした。
一押しの羊肉串(ヤンルーツァン)(3本税別500円)は、生後12カ月以内の羊の肉を串焼きにした一品。表面のスパイスが鼻をくすぐり、かぶりつくと、どこかカレーを思わせる風味と刺激が広がる。間もなく登場予定のパクチー入り餃子(ぎょうざ)(税別500円)は、もっちりした皮から緑色が透けて見えるほどパクチーがたっぷり。だが、口に含むと香りは優しく、癖のある味は気にならない。風味豊かな手作りラー油をつける…
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