北陸ひと模様

NPO法人富山中途失聴者・難聴者友の会広報担当 蛯谷隆一さん(65) /富山

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NPO法人「富山中途失聴者・難聴者友の会」広報担当の蛯谷隆一さん=富山市舟橋北町の県教育文化会館で、青山郁子撮影
NPO法人「富山中途失聴者・難聴者友の会」広報担当の蛯谷隆一さん=富山市舟橋北町の県教育文化会館で、青山郁子撮影

聞こえにくさ理解を 蛯谷隆一(えびたに・りゅういち)さん

 生まれつき両耳が感音性の軽度難聴だった。自覚したのは小学生の頃。先生や友達の声が聞き取りにくく、特に「さ行」が聞こえないことに気付いた。父親も難聴で、医者からも「あきらめてください」と宣告された。

 以来、自分で障害を自覚し、仕事もそれほど会話が必要ではない技術系に進んだ。周囲の理解もあり「本当に必要なことは何回も言ってくれたし、幸い社内メールも早くから導入された」ことで、さほど不便を感じたこともなかったという。

 しかし、長女も生まれつきの軽度難聴で、「人の言うことを聞いていない」などと小、中学校時代はいじめに遭った。友人との会話もなくなり、次第に沈みがちに。今年1月設立のNPO法人富山中途失聴者・難聴者友の会(福村錦慶(かねよし)理事長、略称・富難(とみなん)友の会)に参加した理由の一つは、そんな経験から「難聴について正しく知ってほしい」と思ったからだ。

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