メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

アンコール

東京二期会《サロメ》 成功した室内楽的空間=評・大木正純

=林喜代種撮影

 東京二期会がリヒャルト・シュトラウスの《サロメ》を上演した。まず何はともあれ、読売日本交響楽団の持てる能力をフルに引き出し、歌手勢もすみずみまで掌握した指揮者セバスティアン・ヴァイグレの恐るべき手腕を特筆しておきたい。その透徹したリーダーシップのもと、ライトモチーフをちりばめたスコアの雄弁さも、それ以上に、幕開けの瞬間から終始一貫して続く圧倒的な音楽の美しさも、今回は改めて痛感させられた思いがする。《サロメ》というと、強い声や大音響が飛び交うイメージもある。が、歌手たちの声量も計算に入れてのことだろう、彼が目指したのはおそらく室内楽風と言ってもよい、有機的なアンサンブル空間だ。それも成功の要因だと思う。

 組まれたダブルキャストは外来なしの純国産。初日A組の標題役、森谷真理は、突き抜けるような威力こそな…

この記事は有料記事です。

残り431文字(全文787文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 京アニが支援金受け付け口座開設 詳細はホームページに掲載
  2. 山田太郎票515票を山本太郎票に 職員思い込みで富士宮市選管集計ミス
  3. 立憲候補ポスター板ごと切り取り 陣営「あげたのに…」 兵庫県警捜査
  4. 清水圭、吉本社長・岡本氏に恫喝された過去告白「話を聞かずいきなり…私の時と全く同じ」(スポニチ)
  5. 「憎い」女性美術監督の親族、怒りに震え 京アニ放火

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです