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詩歌の森へ

柳田国男の短歌=酒井佐忠

 <おきなさび飛ばず鳴かざるをちかたの森のふくろふ笑ふらむかも>。『遠野物語』で知られる民俗学者、柳田国男の歌である。「おきなさび」は「老人のように」、また「をちかた」は「遠くの方」の意味。老人のように鳴かず、飛ばず、だが、長く生きた森のフクロウは、私の物語を笑っているかもしれないと作者は思う。私という人間そのもへの「森のふくろう」の眼差(まなざ)しではないか、と歌人の来嶋靖生は理解した。

 この歌との出会いが柳田国男の短歌研究に駆りたてた。『森のふくろう』を著したのが約40年前。つづく『…

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