香港デモ、台湾与党に追い風 「明日は我が身」の懸念強める

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「親中メディアは台湾から出て行け」などと書かれたプラカードを手に抗議活動をする市民ら=台北市の総統府前で2019年6月23日、陳瑞涓撮影
「親中メディアは台湾から出て行け」などと書かれたプラカードを手に抗議活動をする市民ら=台北市の総統府前で2019年6月23日、陳瑞涓撮影

 中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対する香港のデモが台湾市民の「反中国」意識を高めている。中国の習近平指導部が「1国2制度」による台湾統一を目指す中、同改正案に揺れる香港を見て「明日は我が身」との懸念を強めたようだ。台湾は来年1月に総統選を控えるが、香港のデモは独立志向がある与党・民進党には追い風に、対中融和路線を取る野党・国民党には逆風になっている。

 民間団体「台湾民意基金会」が24日に発表した世論調査で、蔡英文政権の支持率は前月比で4.6ポイント上昇し、47.7%になった。この調査で「支持」が「不支持」(43.6%)を上回るのは2017年10月以来、1年8カ月ぶり。香港のデモを「支持する」との回答は70.8%に上った。台湾では香港デモへの連帯を示す大規模集会が何度も開かれている。23日には中国寄りの報道をする台湾メディアに抗議する集会があり…

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