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読書日記

著者のことば 角田光代さん 向田邦子を今の子どもに

角田光代さん

 ■字のないはがき 角田光代(かくた・みつよ)さん 小学館・1620円

 家族の戦争体験をつづった向田邦子の随筆「字のない葉書」(「眠る盃(さかずき)」所収、講談社)の絵本化にあたり、文を任された。向田の妹、和子さんからの指名だった。「向田邦子へのリスペクトが非常に強いので荷が重いなと思いました。でもこれを断って、他の人がやすやすとこの仕事をしたら、それはもう悔しいだろうな、嫉妬するだろうな、と」

 終戦の年の春。家族と離れ、ひとり疎開する小さな妹に、父親は住所と名前を書いたはがきを渡す。<げんきな日は、はがきにまるをかいて、まいにち いちまいずつ ポストにいれなさい>。大きな○は、だんだん小さな○になり、ついに×になる。小さな妹こそ、和子さんその人だ。

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