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漆黒を照らす

/80 中国・新疆出身のIS戦闘員 「私の心は死んでしまった」 /大阪

「アブ・バクル」と名乗った中国・ウルムチ出身ウイグル人の元IS戦闘員。彼は「中国に送還されたら死刑になる。顔だけは撮らないで」とおびえていた=2018年10月シリア北東部で、玉本英子さん撮影

 過激派組織「イスラム国」(IS)には多くの国から外国人戦闘員が加わった。欧米人だけでなく、アジア系も少なくない。シリア北東部にある拘置所には、シリア民主軍(SDF)が拘束した元戦闘員ら900人が収容されている。

 昨年10月、拘置所を訪れた。自動小銃を携えた看守が面会室に連れてきたのは中国・ウルムチ出身のウイグル人(35)だった。彼は私を見るなり、顔をこわばらせた。中国当局の捜査官と思ったらしい。パスポートを見せて日本の記者であることを説明すると、取材には応じるが顔だけは撮らないで、と英語で話した。IS内部での呼び名、「アブ・バクル」とだけ名乗った。

 彼の故郷、中国西端の新疆ウイグル自治区は人口約2200万人。その半数近くがウイグル人で大半はイスラム教徒。独立運動や反政府的な動きを警戒する中国政府は宗教抑圧や迫害を続けてきた。「弟の家は理由もなく何度も家宅捜索された。このままでは自分も逮捕されると感じた」

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