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毎日新聞経済面に連日連載の経済コラム。経営者や経済評論家らが独自の視点で、経済の今とこれからを展望する。

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EU発「グリーン」米の選択=国際公共政策研究センター理事長・田中直毅

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 トランプ米大統領が再選出馬を表明したが、欧州連合(EU)の構成国の内部では、米国における政治選択の行方にかかわらず、米国の連邦政府の取り組みとは距離を置いた中長期的な市民社会の方向付けに関心が集まっている。欧州議会選挙の5月末の結果の読み取りからみてみよう。

 事前の関心はポピュリスト政党への支持率が増大するかどうかだった。しかし各国のポピュリスト政党はEUやユーロ圏からの離脱をそもそも掲げなかった。民意の動向にそぐわないと判断したからだ。

 そして彼らが移民排除を唱えても、支持率が極端に高まったわけではなかった。結果的には親EUかつ環境重視政策を掲げるグリーン政党への支持率急増の方がむしろ目立った。

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