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はやぶさ2 7月11日に2回目のリュウグウ着陸へ

当初の計画では、探査機はやぶさ2は小惑星リュウグウにつくったクレーターの内部に着陸する予定だった(想像図)=JAXA提供
探査機はやぶさ2が7月11日に2回目の小惑星への着陸を目指すことを発表する津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネジャー=東京都千代田区で2019年6月25日、永山悦子撮影

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」が7月11日午前11時ごろに小惑星リュウグウへの2回目の着陸に挑むことを明らかにした。世界で初めて小惑星表面に人工的に作ったクレーターの近くへ着陸し、小惑星リュウグウの地下にあった物質の採取を試みる。

探査機はやぶさ2の着陸候補領域「C01-C」付近まで、クレーターからの噴出物(黒っぽい物質)が堆積(たいせき)していることが分かる=JAXA、東京大など提供

 2回目の着陸が決定したことについて、津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネジャーは同日の記者会見で、「私たちはこれまでの運用や着陸で、技術的に十分な蓄積ができていると考えている。その確かな技術のうえで、挑戦しないという選択はないと決断した。これまで積み重ねてきた実績をもとに淡々と2回目の着陸を遂行したい。ここまで応援していただき、支えていただき挑戦できてきたと考えており、2回目の着陸についても成果を共有できればと思っている」と話した。

小惑星リュウグウの着陸候補地点「C01-C」の中心点からわずか3メートル離れたところに落ちたターゲットマーカー(TM)。右下が衝突装置によってできたクレーター=JAXA、東京大など提供

 はやぶさ2は今年4月、重さ約2キロの銅のかたまりをリュウグウへぶつけ、世界で初めて人工的に小惑星へクレーターを作ることに成功した。小惑星の表面は太陽や宇宙線の影響を受けているが、地下の物質はそれらの影響がなく、太陽系ができたころの性質を残している可能性が高いと期待される。

 はやぶさ2は今年2月、リュウグウへの最初の着陸に成功し、表面物質の採取に成功したとみられる。2回目の着陸は、生成したクレーター近くの衝突による噴出物が積もっているとみられる領域を狙う。はやぶさ2は5月末、2回目の着陸に向けて、着陸時の目印となる「ターゲットマーカー」を投下。狙ったところからわずか3メートルの地点に落とすことに成功した。その後、周辺の地形を詳細に分析し、着陸の可否を検討していた。

 先代はやぶさは、小惑星表面の物質を地球へ持ち帰ったが、小惑星の地下にある物質を地球へ持ち帰れれば世界初の快挙となる。はやぶさ2は今年冬までリュウグウに滞在し、2020年冬に地球へ帰還する計画だ。【永山悦子】

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