辞任専務の退職金支給先送り 累損92億円の農水ファンド

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農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)が5階に入るオフィスビル=東京都千代田区麴町で2019年5月24日午前10時8分、山下貴史撮影
農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)が5階に入るオフィスビル=東京都千代田区麴町で2019年5月24日午前10時8分、山下貴史撮影

 約92億円の累積損失が判明した農林水産省所管の官民ファンド「農林漁業成長産業化支援機構(A―FIVE)」が、25日に辞任した専務の退職慰労金の支給を先送りする方針を固めた。26日の株主総会で関連議案を諮るが、議決は次回総会に持ち越す見通し。専務肝いりの投資案件の失敗で機構の累損が膨らんだにもかかわらず、退職金を満額支給する議案に批判が出ていたことを考慮したとみられる。

 機構の規定によると、役員の退職金は業績に関係なく、勤続期間中の年俸の10分の1の額。専務の年俸は2200万円で、2013年1月の設立当初から6年超務めたため、1400万円が満額支給される予定だった。

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