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私だけの東京・2020に語り継ぐ

生物学者・福岡伸一さん 虫好きが心躍らせる坂

 私が教壇に立っている青山学院大学は渋谷と表参道の真ん中にあり、ある意味で、日本で一番おしゃれなキャンパスです。大学はどこで学ぶかと同時に、どんな風光を見ながら通うかも大切。私は東急田園都市線に乗って渋谷駅で降り、宮益坂を上がってキャンパスに向かいます。

 今ごろは街路樹のケヤキが青々として気持ちがいい。秋にはそのケヤキが葉を落としてふわふわに積もる。坂をたどっていると、少年時代から昆虫が好きであり続けたがゆえに、小なりとはいえ生物学者になったと思うことがあります。実は私、幼い頃もこの坂を一生懸命上り下りしていたんです。なぜか? そこがポイントでございます。

 研究室には虫捕り網が置いてありますが、夏だけコンビニで売っているような代物ではありません。チョウチョの羽を傷めないよう網が絹でできているプロ仕様。作っているのが志賀昆虫普及社で、宮益坂を上り切ったところにあったんです。

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