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 引きこもり続ける中年の息子や娘を高齢の親が支えている状況を「8050問題」という。「引きこもり」の定義にあてはまる人々は満40歳~満64歳で61万3000人いるとされる。定義とは、以下の4項目のいずれかが6カ月以上続いていることだ。自室からほとんど出ない、自室からは出るが家から出ない、近所のコンビニなどには出かける、趣味の用事の時だけ外出する。4項目には全て「出」という字が使われている。外に出るか出ないかが、問題にされているのだ。就労の場合も「仕事に出る」と表現される。だがインターネットや人工知能が身近になった時代に、この基準のみで良いのだろうか?

 江戸時代の人々はその多くが家にいた。店に通う人もいたが大半は海、山、田んぼ、家が働く場であった。商家では家族が一緒に仕事をし、武家では執務もあるが、基本的にはその家の経営が仕事だった。教師や医者も家で開業していた。女性たちは染織や紙すきなど家でおこなう職人仕事で現金を得ていて、育児とも両立できた。

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