メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

文芸時評

6月 私のおすすめ 大澤聡(批評家)

(1)今村夏子『むらさきのスカートの女』(朝日新聞出版)

(2)千葉雅也『アメリカ紀行』(文芸春秋)

(3)松浦寿輝『人外(にんがい)』(講談社)

分身としてのわたしたち

 (1)は、近所の人達から固有名ではなく「むらさきのスカートの女」と記号的に呼ばれる風変わりな女の話。その生活を語り手である同性の「わたし」は延々覗(のぞ)き続け、過剰に関与しはじめる。細部と妄想で空虚な記号を充填(じゅうてん)していく過程で判明するのは、「わたし」の方こそ異様だということ。そし…

この記事は有料記事です。

残り346文字(全文576文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 若い女性「知らない人から灯油のような液体をかけられた」京アニ火災
  2. 「京アニ」火災 複数死亡20人不明 「放火した」男を確保 京都・伏見
  3. 「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」など製作 京都アニメーション
  4. 10人死亡か 「死ね」と叫び液体まく 京アニ火災
  5. 京アニのスタジオで火災 1人死亡30人以上けが 男「自分が放火」

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです