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新潟・山形地震

復旧へ見守る住民 鶴岡市、建物被害調査開始 /山形

地震から1週間を迎えた小岩川地区。屋根にブルーシートがかけられた住宅が目立つ=山形県鶴岡市で

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罹災証明書の調査に入る市職員ら=山形県鶴岡市で

 山形県沖を震源とする18日夜の地震から、25日で発生1週間となった。震度6弱を観測した鶴岡市では、小岩川、大岩川、鼠ケ関の3地区308世帯で、罹災(りさい)証明書の発行に向けた建物被害の調査が始まった。27日までの3日間、調査する。県によると、25日午後1時現在、人的被害は26人。住宅の建物被害は屋根瓦の損傷など148棟。農林水産被害は施設を含め、8300万円となった。【堀智行】

 屋根瓦が落ちるなどの被害が出た小岩川地区。屋根にブルーシートが掛けられた住宅が並び、地震後の雨で、雨漏りの被害も出ている。この日は午前から、市職員らが数人ずつのグループに分かれ、被災した住宅を調査。職員はメジャーで外壁のひびの長さを測ったり、土台の様子などを点検したりしていた。

 無職男性(79)の自宅は屋根瓦がずれたため、ブルーシートが掛けられた状態。業者に相談すると、すべての瓦の取り換えが必要と言われたといい、「行政からどのくらいの支援が受けられるのか分からず、修理の段取りも決められない。今回の調査で支援の内容が分かるといいのだが」と話した。

 業者の手が回らず、たらいやタルを置いてしのいでいる家もある。本間新一自治会長(68)は、「これまで応急処置に追われてきたが、今後の復旧をどう進めていくのか自治会としても話し合っていきたい」と話した。

不審な業者が出没 屋根修理や保険勧誘 鶴岡署注意喚起

 鶴岡市内の被災地では、不審な業者による屋根修理や保険の勧誘が相次いでいる。鶴岡署には12件の相談が寄せられており、実際に契約を交わした住民もいるという。同署は「(被害に)便乗した詐欺に注意してほしい」と呼び掛けている。

 屋根瓦がずれる被害を受けた70代男性は数日前、屋根のブルーシートを確認中、2人組の男性から「修理でお困りではないですか」と声を掛けられた。2人組から「宮城などの被災地でも営業している」などと修復工事の勧誘をされたが、男性は2人が地元業者ではないため不審に思い、断ったという。

 鶴岡署によると、21~23日に30~70代の住民から相談があった。数人組の男性が名刺を手渡すなどし、「屋根瓦はいくらかかる」などと伝えてきたという。市にも「『我々が仲介すると保険金が満額出る』などと勧誘された」との相談が寄せられたという。

 高額な修理代金を請求されるなど契約トラブルが起きる可能性もあり、市は25日に始まった罹災証明書発行のための調査の際にチラシを配布し、「不審な業者が来たら警察に相談してほしい」と注意喚起している。【日高七海、堀智行】

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