欧州がイラン制裁も検討 枠組み崩壊危機 「核合意停止」認めず

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米国とイランの対立と核合意参加国の立場
米国とイランの対立と核合意参加国の立場

 イランが5月に表明した核合意の一部履行停止を巡り、核合意を結んだ英国、フランス、ドイツが合意停止を認めず、「違反」が確認された場合はイランへの制裁を含めた対応を検討する方針であることが、複数の外交筋への取材で判明した。イランは既に、27日にも核合意で制限された低濃縮ウランの貯蔵量を「超える」と表明。イランの立場を支持してきた欧州が強硬姿勢に出ることで、核合意が崩壊に向かう懸念が強まった。

 イランは5月8日、米国が核合意を離脱したことへの報復措置として、履行の一部停止を表明。具体的には濃縮度3・67%の低濃縮ウランとプルトニウム抽出が可能な重水炉で使う重水の貯蔵量の制限を順守しないと宣言した。5月以降、低濃縮ウランの製造速度を従来より速めており、27日にも貯蔵量の上限を超える見通しだ。またイランは今後、合意で禁止された高濃縮ウランを製造することも示唆している。

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