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香港市民、G20に合わせ抗議活動「中国政府に圧力を」

抗議活動があった公園に入りきらず、近くの立体駐車場も人で埋まった=香港・中環で26日、福岡静哉撮影

 「逃亡犯条例」改正案の「完全撤回」や林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官の辞任などを求める香港市民ら数万人が26日、大阪で開かれる主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に照準を合わせた抗議デモを行った。国際社会の関心を高め、各国に対して中国政府に圧力をかけるよう促す狙いだ。デモ隊はその後、警察本部を包囲し、抗議を続けた。

「香港に自由を」などと書いたプラカードを手に、各国・地域の領事館などに要請活動に向かう市民ら=香港・中環で2019年6月26日午前9時33分、福岡静哉撮影

 これに先立ち市民らは26日午前、G20参加国・地域の在香港総領事館などを訪れ、香港問題を議題として取り上げるよう要請した。

「香港に自由と民主主義を」と書いたプラカードを手に抗議活動に参加する市民ら=香港・中環で26日、福岡静哉撮影

 要請活動では大勢の市民らが「香港に自由を」などと書いたプラカードを掲げながら日米英などの領事館を徒歩で回り、要請書を手渡した。参加した男性看護師の荘さん(28)は「香港の1国2制度が危機にあることをG20の機会に国際社会に訴え、中国政府に圧力をかけてほしい」と話していた。一部の市民団体は大阪でも抗議活動を展開する方針。ポンペオ米国務長官は、G20の際に開催される米中首脳会談で香港問題が「議題になる」との認識を示している。

 「逃亡犯条例」改正案が成立すれば、香港で拘束した刑事事件の容疑者を中国の司法当局に引き渡すことが可能となる。香港政府トップの林鄭氏は相次ぐ大規模デモを受け今月18日、市民の理解が得られない限り立法会(議会)での審議を再開しないと表明。改正案成立の可能性はほぼなくなったが、「撤回」は明言しなかった。完全撤回や林鄭氏の辞任には中国政府の承認が必要とみられるため、市民団体は国際社会の中国政府に対する圧力に期待をかけている。【香港・福岡静哉】

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