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就職戦線で学生優位の「売り手市場」が続く中、志願者の減少が著しい全国の警察が、ユニークな採用募集ポスターで優秀な人材確保に奔走している。厳しい、危険、怖いといった「3K」イメージが先行しがちだが、採用担当者らは「やりがいやユーモアもある職場だと知ってほしい」とPRする。
警察庁によると、全国の警察官採用試験の受験者は2010年度以降、減少が続き、17年度の受験者は8万5531人で、10年度から5万人超減った。人手不足に加え景気回復で民間企業人気が高まり、大変な仕事のイメージが強い警察官は敬遠される傾向にあるという。そんな3Kイメージを払拭(ふっしょく)しようと、趣向を凝らした採用ポスターが次々と登場している。
愛知県警は今春、人気SFアクション映画「メン・イン・ブラック(MIB)」のシリーズ最新作とタイアップし、映画そっくりなポスターを作製した。映画ポスターでは主演俳優が武器を持ってポーズを決めているのに対し、愛知県警のポスターは現役警察官が「とまれ」の標識などを持ってポーズ。MIBの頭文字をとって「マジで・いま・募集中!」のキャッチコピーも付けた。担当者は「笑いも分かる楽しい職場だと思ってほしい」と…
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