特集

西日本豪雨

「平成最悪の豪雨被害」をもたらした西日本豪雨。広い範囲で土砂崩れや河川の氾濫が多発し、甚大な被害となった。

特集一覧

「被災者に寄り添いたい」移住するボランティア 西日本豪雨から1年

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
真剣な表情で住民の話を聞く永田愛さん(左)=岡山県倉敷市真備町有井で2019年6月12日午後3時47分、益川量平撮影
真剣な表情で住民の話を聞く永田愛さん(左)=岡山県倉敷市真備町有井で2019年6月12日午後3時47分、益川量平撮影

 西日本豪雨でボランティアをしながら、被災地への移住を決めた人がいる。単身で、家族で。被災者の笑顔にひかれて、使命感に燃えて。抱えている事情は異なっていても「被災者に寄り添いたい」という思いは共通している。

 北九州市八幡東区から岡山県倉敷市に移住を決めた永田愛さん(34)は福岡で約10年、看護師として働いてきた。昨年7月上旬、偶然、旅行で岡山県のゲストハウスに宿泊した際、被災地から泥だらけになって戻ってくるボランティアに会った。「自分も何かしなければ」という思いに駆られ、すぐに現地に向かった。

 厳しい日差しが照りつけ、下水のような臭いが立ちこめる真備町地区では、若者たちが無償で復旧活動に取り組んでいた。「『給料のため』と割り切って働くことに違和感を感じていた。だからこそ、被災地での光景に刺激を受けた」。滞在を延長し、車に泊まったり集会所で雑魚寝をしたりしながら、被災地に通った。

この記事は有料記事です。

残り778文字(全文1172文字)

あわせて読みたい

注目の特集