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「武器を爆買いするなら年金に回せ!」 老後2000万円問題で抗議集会

首相官邸前で年金制度の改善を求める人たち=東京都千代田区で2019年6月26日午後7時4分、竹内紀臣撮影

 金融庁の「老後2000万円問題」の報告書について、政府の説明などを求める抗議集会が26日、東京・永田町の首相官邸前であった。この日は国会の会期末。参加者は「国会は閉じても説明責任は消えない」「高額の米国製武器を『爆買い』するなら年金に回せ」とアピールした。【吉井理記/統合デジタル取材センター】

 護憲派市民団体などが呼びかけ、550人(主催者発表)が参加した。

 「2000万円ためるより、与党を落選させるほうが簡単」との手製のプラカードを持って参加した東京都板橋区のアルバイト、山田好春さん(71)は「これほど大切な問題を、なぜ国会で議論しなかったのか」と怒り心頭。会社勤めを退き、年金だけでは生活が苦しく、アルバイト代を生計の足しにしている。

 「仕事? 清掃ですよ。年寄りができる仕事は限られてるからね。安倍晋三首相や麻生さんたちのようなお金持ちのセンセイに、庶民の暮らしも気持ちも分かるはずがない。2000万? 毎日の暮らしも困っているのに、あるはずないでしょ。もう腹が立って腹が立って」

 都内の団体職員、油原ゆきえさん(56)は「一人娘を大学出して、何とか住宅ローンも払い終わってね。夫婦とも働きづめだったから、老後は年金があるから安心、少しは楽をしたい、家の修繕もしたい……と思っていた矢先に『2000万円』ですよ」とゲンナリ。「自分たちのことより、子供たちの世代が心配。本当に日本で暮らしてやっていけるのか。若い人は忙しくてデモになんか来られない。だから、私みたいなおばちゃんが声を上げるんです」とシュプレヒコールに拳を突き上げた。

 金融庁のワーキンググループは今月、「平均的な高齢者が退職後の30年間を生きる場合、年金収入だけでは2000万円不足する」とした報告書を公表。提言として麻生太郎財務相に渡すはずだったが、麻生氏は「国民の不安を抑えるため」などとして、受け取りを拒否していた。

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