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日中首脳会談 新たな関係探る 懸案なお棚上げに

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 中国の習近平国家主席が27日、国家主席就任後では初めて来日した。主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)のために主要国の首脳が大阪に集う中、安倍晋三首相は日中両国だけの夕食会を開いて習氏を厚遇し、2012年9月の尖閣諸島国有化で悪化した日中関係の「7年越しの修復」を演出した。経済界からは歓迎の声が上がるが、安全保障面では懸案を抱える。日中両国は、対中強硬姿勢を強めるトランプ米政権を意識しつつ、戦略的に関係改善の新たな段階を探っている。

 「日中関係を次の高みに引き上げたい」。27日夜の首脳会談冒頭、安倍首相は、習氏に国賓としての来春の訪問を要請した後にこう語りかけた。日本がG20サミットの前後に大阪で夕食会を設定したのは中国とロシアだけだ。政府関係者は「G20期間中は特別扱いはできない。貴重な開幕前夜を割り当てたのは中国重視の表れだ」と明かす。

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