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うみやまリレーダイアリー

徳島に来た人たちの目に、この地はどのように映っているのだろう。徳島で暮らす人たちに日々の暮らしの感想をつづってもらう。

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うみやまリレーダイアリー

勝浦町に移住 石川翔さん(30)=ミカン農家 /徳島

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野菜畑を散歩中の我が家の鶏
野菜畑を散歩中の我が家の鶏

 <徳島で暮らしてみれば>

愛らしい鶏たちとの楽しい生活

 「もしあなたが1日200円で生き延びないといけないとしたら、生活を改善するために何をするか?」

 という問いに対して、かの有名なビル・ゲイツはこう答えたそうです。

「私だったら鶏を飼う」

 我が家では現在、3羽の鶏を飼っています。昨年末にひょんなところからひよこをいただき、冬を越えてようやく卵を産むところまで成長してくれました。みんな雌なので、1日に最大3個の卵を得ることができます。1カ月に500円の餌代で最大90個ほどの卵を手にすることができるとは、なんて経済的な動物なのでしょう。日々たまっていく卵を前に、私たちは鶏を飼ってよかったと、大変喜んでいました。

 しかし1日3個の卵サイクルは、すぐに終わりを迎えます。ある1羽が突然、“巣ごもり”をするようになってしまったのです。巣ごもりとは、鳥類が卵をかえすために自らの身体をもって温める働きのこと。高度に家畜化された現代の採卵鶏はこの働きをする本能がほとんど残っていないそうなのですが、偶然にもその本能が刺激されてしまったようです。巣ごもりに入ると、その鶏は卵を産まなくなり、食事も最小限に、ただひたすら卵を…

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