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トランプ氏、武器購入に謝意 カショギ氏殺害は沈黙 米サウジ首脳会談

会談するトランプ米大統領とサウジアラビアのムハンマド皇太子=2019年6月29日、AP

 トランプ米大統領は29日、大阪市でサウジアラビアの実質最高権力者、ムハンマド皇太子と会談した。ホワイトハウスは「両首脳は中東地域や国際石油市場の安定にサウジアラビアが果たす死活的な役割や、イランの脅威について協議した」との声明を発表した。一方、ムハンマド氏の関与が強く疑われるサウジのジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏殺害事件については両首脳とも質問に答えず、トランプ氏単独の記者会見で事件を非難するにとどまった。

 朝食会形式で行われた会談の冒頭、トランプ氏は「サウジは軍事装備品など米国製品の大口購入者だ。サウジの消費により少なくとも100万人の(米国内)雇用が生まれた」などと述べ感謝を示した。ムハンマド氏は「大統領は両国の雇用や安全のために多くの成果を上げている」と応じた。

ムハンマド皇太子の肩を触るトランプ米大統領=ロイター

 この時、代表記者団からカショギ氏殺害について質問が繰り返し飛んだが、両首脳は黙ったままだった。ただ29日午後の記者会見でトランプ氏は「恐ろしい出来事だ。サウジは事態を深刻に受け止め13人を訴追した。皇太子は強く怒っていた」と述べた。

 サウジ王室の批判を続けていたカショギ氏殺害事件を巡っては、国連特別報告者が今月19日、サウジ政府の責任を認定し皇太子の関与について独立捜査を実施するよう勧告する最終報告書を発表。米議会ではサウジとの関係見直しを求める声が上がっている。だが、米政府は「対イラン防衛力強化」の緊急名目で、議会承認を経ずにサウジなどへの計81億ドル(約8800億円)相当の武器売却を決定するなど、サウジ王室との融和姿勢を崩していない。【高本耕太】

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