仏の抗議で復活 パリ協定言及 米の独自対策に配慮 G20温暖化合意
毎日新聞
2019/6/30 07:00(最終更新 6/30 07:00)
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「意見の違いがあったが、最後の局面で首脳間でのやり取りも行い、一致点を見いだすことができた」。閉幕後の記者会見で安倍晋三首相は、米国のトランプ大統領やドイツのメルケル首相、フランスのマクロン大統領ら、合意のカギを握った首脳の名前を挙げ、地球温暖化対策を巡る交渉を振り返った。
温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」は来年始まる。しかし、米国が2017年に離脱を表明し、G20の中でも、協定下の取り組みに積極的な欧州連合(EU)などと路線対立が生じている。
議長国の日本は当初、米国の孤立を避けようとG20全体での合意にこだわった。パリ協定を前面に出せば米国の賛同は得られないため、首脳宣言の原案には温室効果ガス排出を減らすイノベーション(技術革新)の重要性などを掲げたものの、協定下での対策強化は明記しなかった。
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