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埼玉、山梨、長野県と東京都にまたがる秩父多摩甲斐国立公園を中心とした甲武信(こぶし)エリアが国連教育科学文化機関(ユネスコ)で生物圏保存地域(エコパーク)に登録された。その核心・緩衝地域に設定された甲武信ケ岳(2475メートル)など奥秩父山系の魅力と課題を探った。【松山彦蔵】
この地域には日本百名山に挙げられる甲武信ケ岳や金峰山(2599メートル)、雲取山(2017メートル)など標高2000メートル級の山々が連なる。秩父山岳連盟の清水武司会長は「登山コースの稜線(りょうせん)から眺める富士山は絶景」とたたえ、「奥秩父は国内の山のいいとこ取りしたような魅力に富む」と評し、次のように解説する。
高さでは3000メートル級の山が並ぶ北アルプスや南アルプスに及ばないが、荒川、多摩川、富士川(笛吹川)、信濃川(千曲川)の4大河川の源流地であり、日本の分水嶺(ぶんすいれい)を形づくっている。
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