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新潟 百花園 新たな発想、和菓子の世界広げ /新潟

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専務の太田新太郎さん(右)と、父で4代目社長の等さん。さまざまな和菓子がショーケースを彩る=いずれも新潟市中央区で
専務の太田新太郎さん(右)と、父で4代目社長の等さん。さまざまな和菓子がショーケースを彩る=いずれも新潟市中央区で

 初夏の風に柳が揺れる新潟市中央区営所通に店を構えて約140年がたつ。明るい店内に並ぶのは約40種類。茶道でよく見る上生菓子に加え、干菓子、ようかん、焼き菓子……。一口に和菓子といっても、その世界は幅広い。

 創業は1882(明治15)年。東京で菓子職人として働いていた初代が新潟に拠点を移したのが店の始まりだ。新潟に来た理由ははっきりしていないという。現在は4代目の太田等さん(68)を筆頭に、息子で5代目の新太郎さん(36)ら10人の職人が、店舗2階の調理場でさまざまな和菓子を日々生み出している。

 等さんによると、和菓子の魅力は季節の流れを一つのお菓子の中に表すことだ。例えば上生菓子に使う緑色。春は新緑のように彩度を上げるが、秋には深い緑色に変える。百花園では、店内のラインアップのうち6種類ほどを2週間に1度入れ替え、季節感を出している。本来の時期を少し先取りすることが多く、今の時期は、なでしこの花や魚のアユなどをかたどった上生菓子だ。「毎年違ったデザインを考えるのもなかなか大変です」と等…

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