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松尾貴史のちょっと違和感

放送タレント・松尾貴史さんのコラム。テレビから政治まで、「違和感」のある話題を取り上げます。

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松尾貴史のちょっと違和感

「金のライオン」 強者にこび、弱者こきおろす

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=松尾貴史さん作
=松尾貴史さん作

 この国の最高権力者は、自分よりも強い力を持っているトランプ米大統領のような者にはこびへつらうけれども、自分たちより力を持たない勢力のことを悪(あ)し様にこき下ろすことが大好きなようで、自分は6年も7年も権力をほしいままにしているのに経済も文化も教育も人権問題も劣化させるばかりであることは棚に上げて、いまだにたった3年間だけ明け渡した民主党による政権の時代を「悪夢のような」と表現する。

 政敵とはいえ、仮にもこの国を良くしようという公的な集団とその仕事について、最低限の良識や礼節さえわきまえていれば、現在権力の座にいる者としてこのような汚らしい手法でおとしめるというのは恥であることを自覚するものだが、何も感じないようだ。悪夢のように感じていたのは自分と自分の周辺だけだろう。悪夢を見ている国民は、今の方が多い。

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