「卒煙支援ブース」も 全面禁止迷う大学 敷地禁煙義務化 飲食店率先

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学外での路上喫煙やポイ捨てをやめるよう呼び掛ける看板=東京都千代田区の上智大学四谷キャンパス正門で2019年6月28日午後1時30分、金秀蓮撮影
学外での路上喫煙やポイ捨てをやめるよう呼び掛ける看板=東京都千代田区の上智大学四谷キャンパス正門で2019年6月28日午後1時30分、金秀蓮撮影

 健康増進法の改正で7月から大学や病院、来年4月からは飲食店などでの受動喫煙対策が初めて義務化されるのに合わせ、各施設は対応を急ぐ。だが、近隣への影響、営業上の事情、路上禁煙との兼ね合いなど要素は複雑に絡み合い、改正法が目指す「望まない受動喫煙ゼロ」がまっすぐ進んでいるわけではない。

「近所に迷惑かけるより…」

7月から義務化が始まる「第1種施設」の中で、大学はこれまでの取り組みが弱く、敷地内禁煙の原則徹底が難しいとみられていた。実際、毎日新聞の調査では、学生数の多い51大学の大半が例外的に屋外喫煙所を残すとしていた。

 「指定された喫煙所以外での喫煙は禁止されています。ルールが守れない場合、喫煙所が閉鎖されます」。東京都千代田区の上智大四谷キャンパスには、講義を受ける教室から離れた建物の裏手、植え込みとの間を下りた場所に、注意書きが張られた唯一の喫煙所がある。学内マップに喫煙所は載っていないが、平日の昼下がり、数人の学生や職員が一服していた。

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