特集

三菱自動車倉敷オーシャンズ|都市対抗野球2021

社会人野球の頂点を決める第92回都市対抗野球大会に出場する三菱自動車倉敷オーシャンズの紹介です。

特集一覧

悲願の軌跡

シティライト岡山・都市対抗野球初出場/1 諦めなかった中国予選/上 土壇場の同点劇、転機に /岡山

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
最後の一球を投げきり、マウンドにかがみ込む児山祐斗投手に駆け寄るシティライト岡山の選手たち=岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで2019年6月3日、松室花実撮影
最後の一球を投げきり、マウンドにかがみ込む児山祐斗投手に駆け寄るシティライト岡山の選手たち=岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで2019年6月3日、松室花実撮影

 社会人野球の「真夏の祭典」、第90回都市対抗野球大会(7月13日開幕、東京ドーム)に、シティライト岡山が創部12年目で初出場する。岡山市に拠点を置くチームが出場するのは47年ぶり。悲願の全国大会出場を成し遂げたチームの軌跡を追う。【松室花実】

 その瞬間、思わず全身の力が抜けた。6月3日、倉敷市のマスカットスタジアムで行われた、三菱重工広島(広島市)との中国予選の第2代表決定戦。九回、1点差に迫られてなお2死一、二塁。一打同点のピンチが続いたが、マウンドの左腕・児山祐斗投手(23)は、カウント2-2からこん身の力を込め、外角に直球を投じた指先から感じ取った。「きょう一番のボールだ」。球審がストライクをコールし、見逃し三振で試合終了。「何よりほっとした」と、額が両膝につくほど体を曲げてかがみ込んだ児山投手を中心に、歓喜の輪が広がった。

 2007年秋に創部し、プロ野球選手を3人輩出してきたが、夏の都市対抗、秋の日本選手権には、これまで計12度も王手をかけながら、あと一歩のところではね返され続けてきた。「今年こそ」と臨んだ中国予選も、薄氷の上を歩くような戦いが続いた。

この記事は有料記事です。

残り534文字(全文1022文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする