連載

「新しい国」の行方

安倍晋三首相は第2次政権発足直後の2013年1月、「新しい国へ」を著し、自らの政治姿勢を説いた。年金制度改革、消費増税、大災害からの復興……。6年半に及ぶ政権下では、自著で指摘した課題に対応する制度設計もなされた。「新しい国」はどこに向かい、国民はどう生きていくのか。それぞれの現場の小さな声に、耳を傾ける。

連載一覧

「新しい国」の行方

2019参院選/5(その1) 女性候補、増えぬまま

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 「勝ちたいとも思ったけれど、これでみんなが(選挙に)どんどん出られるような流れにつながれば」。山田千良子(ちよこ)さん(34)は6月上旬の午後、さいたま市内のカフェで男性3人、女性4人の仲間とそんな話をしていた。山田さんは今春の埼玉県議選に立候補した。一騎打ちとなった定数1の選挙区で、約2万票を獲得した現職に約4000票差で敗れた。8歳と3歳の子ども2人を育てながら挑んだ初めての選挙。福島県に単身赴任中の夫は「賛成も反対も応援もしない」という立場で、「駄目」とは言わなかった。

この記事は有料記事です。

残り263文字(全文504文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る