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乾杯!世界のどこかで

世界各地の「乾杯」の現場を海外特派員が訪ねます。

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飲むほど爽快、悩みよさらば キューバ ダイキリ

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ヘミングウェーの行きつけだったレストラン「フロリディータ」
ヘミングウェーの行きつけだったレストラン「フロリディータ」

 <くらしナビ ライフスタイル>

 文豪アーネスト・ヘミングウェー(1899~1961年)が愛したカクテル、ダイキリ。約120年前、キューバ東部で鉱山技術者が暑さをしのぐためにラム酒にレモンと砂糖を入れて飲んだのが始まりとされる。ヘミングウェーは人生の3分の1にあたる22年間、キューバに住んだ。彼の行きつけだったレストラン「フロリディータ」には、彼の面影を求めて毎日約500~600人の観光客が訪れている。

 1950年代のアメ車が走り、街角のあちらこちらからサルサが聞こえてくる首都ハバナの旧市街地。ホテルや土産物屋が並ぶオビスポ通りの角にその店はあった。中に入ってダイキリを注文すると、シャーベット状の粒がふわっと輝くカクテルが出てきた。レモネードのような味が常夏のキューバで乾ききった体に染みわたる。客たちは店内のバンド演奏を楽しみながら「乾杯」とグラスを傾けた。

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