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出会いの季語

十年は長し短し=高田正子

 異変はくしゃみの五連発から始まった。六月の半ば過ぎのことである。思い当たる節はあった。晴間を惜しむように、雑草を引いたり、庭木を梳(す)いたりしていたから。ここに棲(す)みついて二十年。小さな家ではあるが、要らぬものがわっさわっさと生えてくるようになった。他所様(よそさま)であれば<雨上がりには草いきれするほどに 正子>と感動してもいられるが、わが庭となるとそうはいかないのだ。

 <嚔(くしゃみ)><水洟(みずばな)>は冬の季語であるが、止まらぬ嚔、水っぽい洟は花粉症の証。杉や…

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