香港「逃亡犯条例」撤回デモ 若者数百人が立法会占拠 抗議長期化も
毎日新聞
2019/7/1 18:58(最終更新 7/2 00:26)
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香港で1日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の「完全撤回」を求めるデモがあり、主催団体は「55万人が参加した」と発表した。一方で、若者の一部が過激化し、数百人が同日午後9時ごろ、立法会(議会)の建物内に突入し、議場を占拠した。一連の抗議行動で立法会への突入は初めて。香港政府側が要求を受け入れる見通しはなく、若者らの抗議はさらに長期化する恐れもある。【香港・福岡静哉】
1日は香港が英国から中国に返還されて22年に当たり、デモは毎年の恒例行事となっている。この日は運動のシンボルカラーとなった黒色の服を着た市民が再び幹線道路を埋め尽くし、林鄭月娥(りんていげつが)行政長官の辞任を要求した。家族5人でデモに参加した金融会社員、馬家俊さん(40)は「林鄭氏は中国政府の言いなりで信用できない。すぐに辞任すべきだ」と話した。
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