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「新しい国」の行方

安倍晋三首相は第2次政権発足直後の2013年1月、「新しい国へ」を著し、自らの政治姿勢を説いた。年金制度改革、消費増税、大災害からの復興……。6年半に及ぶ政権下では、自著で指摘した課題に対応する制度設計もなされた。「新しい国」はどこに向かい、国民はどう生きていくのか。それぞれの現場の小さな声に、耳を傾ける。

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「新しい国」の行方

2019参院選/6(その1) 明日知れぬ「仮放免」

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 窓口に並ぶと、緊張で胸が波打つ。個人の事情を考慮して収容を一時停止し、身柄の拘束を解く「仮放免」になって11年目。神奈川県厚木市のパキスタン人、モハメド・サディクさん(55)は月に1度、指定された日時に東京入国管理局横浜支局へ仮放免の延長申請に出向く。許可が下りなければ、その場で再収容される。

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