イラン

濃縮上限超え 核合意違反明らかに

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 イランのザリフ外相は1日、同国内で貯蔵する低濃縮ウランが、2015年に主要6カ国(米英仏独露中)と結んだ核合意で定められた上限を超えたことを明らかにした。ロイター通信によると、国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)も確認した。核合意違反が確認されたことで、昨年5月に核合意を離脱した米国だけでなく、イランの合意順守を認めてきた欧州諸国の反発も必至で、情勢は緊迫の度を増すとみられる。

 核合意の離脱に伴い米国はイランへの経済制裁を強めた。苦境に立たされたイランは5月、ロウハニ大統領が核合意の一部履行停止を発表。他の当事国の英仏独が早急なイランへの経済支援をしない場合、ウラン貯蔵量が上限を超過すると「揺さぶり」をかけていた。欧州側は6月28日にウィーンで開いた高官協議で、米国の制裁下でも欧州企業がイランと取引できる「特別目的事業体」(SPV)を稼働させたことを発表したが、食料品な…

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