「自撮り熟女」マキエマキさん作品集 大手からの出版決めた名物編集者の決断

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作品集出版の経緯を話すマキエマキさん(左)と島本脩二さん=東京都内で6月21日、中嶋真希撮影
作品集出版の経緯を話すマキエマキさん(左)と島本脩二さん=東京都内で6月21日、中嶋真希撮影

 自らを「自撮り熟女」と名乗る写真家、マキエマキさん(53)の昭和風セルフポートレートが快進撃を続けている。海女にふんした写真や、団地で撮影したピンク映画風の写真などユニークな作品が話題を呼び、今年2月に集英社インターナショナルから初の作品集「マキエマキ」も出版した。仕掛け人は元小学館の編集者で、矢沢永吉さんの「成りあがり」などをヒットさせた島本脩二さん(73)。出版界で実績のなかったマキエさんの作品を大手出版社が出すのは異例の決断。なぜ名物編集者はマキエさんの作品を選んだのか。東京都内でマキエさんと島本さんのトークショーが開かれ、その舞台裏が語られた。【中嶋真希】

 セーラー服や海女の衣装、ホタテビキニを身に着けて、マキエさんは夫と一緒に日本全国を回り、廃虚や温泉街、海岸や雪山で撮影してきた。「昭和」を感じさせる作風は、女性の人権が無視され、男性の欲望が表現された時代へのアンチテーゼ。若いころ、男性から性的に見られることがいやだった思いをあえて自ら作品にして、パロディー化した。自撮りを始めたのは2015年。エロスをテーマにしたグループ展に参加したことや、ギャ…

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