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がん大国白書

国民の2人に1人ががんになるという「がん大国」日本におけるがん医療、がん対策に迫ります。

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胃がん ピロリ菌検査 症状ない子どもには「推奨せず」

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小中学生の保護者を対象としたピロリ菌検査と除菌についての説明会=神奈川県横須賀市で2019年6月18日午前10時42分、御園生枝里撮影
小中学生の保護者を対象としたピロリ菌検査と除菌についての説明会=神奈川県横須賀市で2019年6月18日午前10時42分、御園生枝里撮影

 「がん大国白書――患者100万人時代に備える」の第2部では、2016年に新たに診断された患者数が2番目に多かった胃がんの予防や検査、治療などについて3回紹介する。初回は、原因となる細菌「ヘリコバクター・ピロリ」(ピロリ菌)の検査や除菌療法が中学生にまで広がっている現状を考える。

「中学生対象」が増加

 「胃がんの発生がゼロに近付く。早期に発見、除菌した方がいい」。6月中旬、神奈川県横須賀市の小中学校のPTA役員約130人を前に、同市医師会理事の水野靖大医師がこう訴えた。同市は、今年度から中学2年生にピロリ菌検査と陽性者への除菌を無料で実施する。

 胃がんは日本人に多いがんだ。16年に新たに胃がんと診断された患者数は約13万5000人で、2番目に多い。ただ、衛生環境の改善でピロリ菌の保有者が減っており、患者数は減る傾向にある。

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