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日本文化をハザマで考える

第6回 漱石のような作家が使う言葉の逆の意味

夏目漱石

 15年ほど前であったか、大阪でアイルランド人のバーテンダーと「やばい」という言葉について話し合ったことを覚えている。その言葉は、もともとは犯罪者が警察に捕まりそうになることを表すために使われたが、その後一般にも「不都合だ」という意味で使われ始めた。私は「英語に翻訳するのが難しい言葉だ」とぼやいていた。

 ダブリン出身の友人は、そのようなもったいぶったたわごとに我慢できないのが常で、私の言葉をさえぎって「やばいっていうのは****という意味だよ!」と言ったので、思わず笑ったが、実際それが一番いい翻訳だと思う。

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ダミアン・フラナガン

ダミアン・フラナガン(Damian Flanagan) 1969年英国生まれ。作家・評論家。ケンブリッジ大在学中の89~90年、東京と京都に留学。93~99年に神戸大で研究活動。日本文学の修士課程、博士課程を経て、2000年に博士号取得。現在、兵庫県西宮市とマンチェスターに住まいを持って著作活動している。著書に「世界文学のスーパースター夏目漱石」。

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