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「新しい国」の行方

安倍晋三首相は第2次政権発足直後の2013年1月、「新しい国へ」を著し、自らの政治姿勢を説いた。年金制度改革、消費増税、大災害からの復興……。6年半に及ぶ政権下では、自著で指摘した課題に対応する制度設計もなされた。「新しい国」はどこに向かい、国民はどう生きていくのか。それぞれの現場の小さな声に、耳を傾ける。

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「新しい国」の行方

2019参院選/7(その1) 「特区」指定、構想倒れ

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 岩場のあちこちから、白いガスが勢いよく噴き出す。散策路の周辺には硫黄臭が立ち込める。秋田県仙北(せんぼく)市の中心部から車で1時間半近く離れた秋田焼山(やけやま)のふもとにある「玉川温泉」。「施設に医師が常駐してくれるかと思うと、わくわくした」。市総務部長を務めた藤村好正(こうせい)さん(62)は「地方創生特区」の指定を巡り、国とやり取りした1年間を振り返った。

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