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大学入試センター試験に代わって2020年度に始まる大学入学共通テストで活用する英語の民間資格検定試験を巡り、TOEICを実施する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が2日、参加を取りやめると発表した。文部科学省が認定した8試験で初の撤退となる。関係者によると、他の7試験も運用案を巡り一部の実施団体と国の間に溝があり、協定を結べていない状況で、20年度実施に向け急ごしらえで進める制度設計の甘さが露呈したかっこうだ。【水戸健一、金秀蓮】
共通テストで活用される民間試験は、TOEICのほか、ケンブリッジ英語検定▽実用英語技能検定(英検)▽GTEC▽IELTS▽TEAP▽TEAP CBT▽TOEFL iBT--の七つ。文科省と大学入試センターが18年3月、試験の内容が学習指導要領に沿っているかなどを確認し、認定した。
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