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九州大雨のメカニズム 長期化で西日本豪雨上回る可能性も

 九州を中心に西日本で続いている大雨は、九州付近の太平洋側に停滞した梅雨前線に、南から暖かく湿った空気が流れ込んだことに加え、朝鮮半島上空5500メートル付近のマイナス9度の寒気を伴う「気圧の谷」が南東に移動。梅雨前線付近の大気の状態が不安定となり、各地に記録的な雨量をもたらしている。

 また、坪木和久・名古屋大教授(気象学)は、この暖かく湿った空気が、積乱雲を次々と発生させて大量の雨を降らせる「線状降水帯」を生み出し、局地的な豪雨につながっているという。「さらに南にあった熱帯低気圧からの大量の水蒸気が梅雨前線に流れ込んでおり、雨を強めている」と話す。

 気象庁によると、昨年7月の「西日本豪雨」と比べて、流れ込んでいる水蒸気の総量は少ないという。大雨が降る範囲は「西日本豪雨」よりも局所的になる見込み。

 一方、今回の大雨は、気象庁の予測では少なくとも6日ごろまでと長期間続くことから、総降水量は「西日本豪雨」より多くなる可能性があるという。

 茨城大の若月泰孝准教授(気象学)は「一つ一つの現象は梅雨の時期に典型的なものだが、梅雨前線が長く停滞しており、南北の変動もほとんどないのが特徴だ」と話す。これまでの大雨で地盤の緩んでいる地域では警戒が必要となる。【信田真由美】

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